北海道教育オーディオロジー研究協議会
 

会長挨拶

北海道教育オーディオロジー研究協議会会長 須見 千慶

                            (北海道高等聾学校校長)

御挨拶

 

 この度、室岡会長の後を継いで会長となりました高等聾学校の校長の須見と申します。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今年度もコロナ禍で直接顔を合わせる機会が十分ではない状況が続きますが、引き続き広域の北海道において、各聾学校の教員や聴覚障害に携わる方々が中心となって、より専門性の高い情報を共有しながら、互いに連携を深めるとともに、本会の活動が個々の教職員の専門性の一層の向上につながることを強く期待しております。

 そして、コロナ禍の影響は今後も予想されますが、感染状況を踏まえながら、本会の目的を達成できるよう工夫しながら進めていきたいと思います。

 今後も研究協議会に集っていただく多くの参加者を広く募り、これまで開催してきた研究協議会の成果をさらに発展させて、タイムリーな情報提供や参加者同士のネットワーク構築を図りたいと考えています。

 本年度も北海道における教育オーディオロジーの発展のために、会員の皆様一人一人の要望をふまえ、有意義な研究協議会となるよう考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

令和4年4月


 

設立趣旨

 聴覚障害児教育の振興を願い、旧北海道教育オーディオロジー研究協議会は平成16年度に設立され一定の効果を上げましたが、様々な理由から平成26年度に閉会しました。あれから2年が経過しました。この間、全道的な規模でのオーディオロジーに特化された研修会は、ほとんど行われていません。このような状況の中で、道内聾学校のオーディオロジーに関する研修内容は、人事異動もともない以前のような専門性の高い研修内容は難しく、基礎を中心に研修しています。

 一方、聴覚を取り巻く環境は、人工内耳の普及・両耳装用、デジタル補聴器の更なる開発、新生児聴覚検査の普及など日進月歩の感があり、医療機関、保健機関、行政機関等の関係者は聾学校、難聴学級の教職員の知識と技能の向上を強く期待しています。また、社会状況においては、障害者の権利に関する条約の批准をはじめ、様々な法規・条例等が改善され、一層、インクルーシブ教育が推進されていることから、聾学校における聴覚障害児教育のセンター的機能の向上、及び関係機関との連携が強く望まれています。

 そこで、これらの社会的な要請にこたえるためには、聾教育・難聴教育に携わっている教職員の資質を全道規模で向上させることが重要と考え、新・北海道教育オーディオロジー研究協議会の設立を考えました。私たちは、平成16年度の設立時に訴えた「聴覚障害者の声をききながら」を基礎にし、時代が求める聾教育・難聴教育の指導方法をオーディオロジーの視野から広く見つめなおし、現場に必要な知識と技能を磨いていきたいと考えます。そして、何よりも、子どもの気持ちを大切にした観点から、専門性の維持、向上を図っていきたいと考えます。         

  聾教育・難聴教育に携わる皆様におかれましては、本会設立の趣旨と活動をご理解の上、積極的にご参加くださいますようお願い申し上げます。

平成28年7月29日


 

本会の会則・活動計画・組織について

本会の会則・活動計画・組織については以下のとおりです。

本会の会則はこちらです。
本会の活動計画はこちらです。
本会の組織案はこちらです。